プリンスの素顔 PICTURING PRINCE
この本・写真集はプリンスの専属フォトグラファー、スティーヴ・パークによる著書です。
プリンスのことを伝説のロックスターとして綴った本はたくさんあるけれど、一緒に共に仕事をした人が書いた本を読むのは初めてで、貪るように読みました、
写真はもちろん、ステージやビデオ撮影などにも携わったスティーブが語るプリンスは、生きたプリンスの側面を知ることができて胸が熱くなった。
ミュージシャン・プリンスとしての彼以外にも、ただの音楽ファン同士としてのエピソードも興味深かった。明け方に仕事を終えたスティーヴを、プリンス自身が車でホテルまで送っていき、その車の中でまだ未発表の「Everyday Is A Winding Road」をプリンスと一緒に聴きながら車をかっ飛ばしたエピソードなどは感動せずにはいられなかった。
海賊版流出が多いことでも知られているプリンスだが、わざとスタッフにケシかける悪戯のエピソードもおもしろい。チャンハッセン樹木園に氏の数週間前にも訪れていたことなど、数々のエピソードに触れることができる。「信頼」と書かれた(CG加工?)帽子をかぶったプリンスの写真も興味深い。プリンスとスティーヴの信頼関係も物語っているような気がする。
神秘的なプリンスのヴィジュアルを楽しむこともできるし、音楽の天才プリンス以外の一面も知ることができる、貴重な一冊であることは間違いない。
(画像出展:Amazon)
専属フォトグラファーによる、未発表作品を含むポートレート集
元専属アートディレクター、スティーヴ・パークの目を通して見た、魅力溢れるプリンスの実像
―多くの未発表写真に加え、忘れられていた珍しいシーンが満載。
プライベートな姿や舞台裏にも迫ったエピソードは、独創性に富んだパフォーマーとしての姿以外に、
いたずら好きな一面や、内省的なアーティストとしての一面など、人間プリンスの姿を見事に捉えています。撮影&著:Steve Parke(スティーヴ・パーク) 序文:Sheila E(シーラ・E)
――この本の写真や文章をすみずみまで追っていくうちに、
美しい思い出に微笑み、 声を出して笑い、涙を流す自分がいたのです。
(本書「シーラ・E 序文」より抜粋)
発売に合わせて東京でキャンペーンが行われる。
プリンスをさがせ!六本木・新宿・渋谷の3つの駅でプリンスを見つけて写真集を当てよう
https://t.co/lCKozemP0R— プリンス野郎 (@funa_cloud) 2017年9月29日