半年ぐらい前からトークボックスという一部のマニアからは熱狂的な人気のある楽器を練習しています。
本当はトーキングモジュレーターというエフェクターのひとつなのですが、チューブをくわえて演奏するスタイルからして楽器のひとつととらえても間違いないでしょう。
写真のような格好になるわけです。
通常はキーボードやギターにトークボックスを繋ぎます。
装置の細かい説明はここでは省略させてもらいます。
キーボードの音なのに歌っているように聞こえる(実際歌っているんです。自分の声をほとんど出さずに)、ハマル人はとことんハマル不思議なサウンドです
代表的奏者としてZAPPというファンクグループの故ロジャー・トラウトマンがいます。
スティービー・ワンダー(キーボード)やジェフ・ベック(ギター)が先駆者として存在しますが、ロジャーがトークボックスの存在を広めたといって、これも間違いないでしょう。
ソウル界では彼との共演を熱望するアーティストも少なくありませんでした。
そして彼がいなくなった現在、トークボックスプレイヤーもかなり増えてきたように思います。
ロジャーの「I Want to Be Your Man」に心打たれて十数年。ようやく自分でもやってみようと思い立ったのです。
練習し始めて半年の私が不思議に思う事は、トークボックスの教則本が存在しない(すくなくとも日本では)事です。実際やってみるとかなり難しいですし、知ってなくてはいけないコツがあります。
幸いインターネットがありますし、ブロードバンド時代なので演奏を動画でアップして、それを見てもらってアドバイスをもらうということを繰り返して、それなりにコツや方法がわかってきました。
(Thank U 4 talkbox players in the world!)
いつかそのコツをまとめられたらと思うのですが、まだまだ練習しないとわからない事もありそうです。
楽器屋に行っても普通にトークボックスが並んでるのを見た事がないし、まだまだ謎に包まれた存在のような気がします。