プロに聞くデザイン料金の目安と相場 ホームページ制作依頼のポイントも

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フリーランスデザイナーのデザイン料金の相場

フリーランスデザイナーのデザイン料金の相場は、日本国内の場合、プロジェクトの種類、デザイナーの経験年数、地域、納期の urgency(緊急性)などによって大きく異なります。

以下に、一般的な目安をいくつかのカテゴリに分けて説明します。

なお、料金は税抜きで考えられることが多いですが、具体的な見積もりでは消費税を含めた金額が提示されることもあります。

具体的なデザイン種類ごとの料金表

フリーランスデザイナーに依頼する場合、初心者(1〜3年)は低めの料金、実績豊富なベテランは高額になる傾向があります。

修正無制限か回数限定かで料金が変わることも。

納期が急ぎの案件は割増料金(1.5倍〜2倍)が加わる場合あります。

名刺デザイン・カードのデザイン費用相場

  • シンプルなデザイン(両面):5,000円〜2万円
  • 標準的なデザイン(両面:2万円〜5万円

テキスト中心でロゴや簡単な装飾のみの場合。

初心者フリーランサーやテンプレートを活用するケースでこの価格帯が多いです。

オリジナルのグラフィックやロゴ制作も入ると追加料金になります。

フリーランスでもデザイン事務所でも、急ぎでないなら、まず手始めに名刺やショップカードなどのデザインを依頼してみましょう。

チラシ・フライヤーデザイン

  • 相場:1万円〜5万円(片面)
  • 詳細:A4サイズ片面のシンプルなデザインで1万円〜3万円程度。
    両面や複雑なレイアウト、写真加工が必要な場合は3万円〜5万円が目安。短納期だと追加料金が発生することもあります。
    写真の撮影などが必要な場合は、撮影費用が別途かかります。

イラスト制作

  • 相場:5,000円〜10万円(1点)
  • 詳細:シンプルなアイコンや線画なら5,000円〜2万円。
    キャラクターデザインや背景付きの複雑なイラストだと3万円〜10万円以上。商用利用の場合はさらに料金が上がる傾向があります。

当方の場合だと、イラスト1体8,000円からです。

ロゴデザイン

  • 相場:3万円〜20万円
  • 詳細:シンプルなロゴなら3万円〜5万円程度で請け負う初心者フリーランサーもいます。
    一方、ブランディングを考慮した高品質なロゴや複数案の提案を含む場合、10万円〜20万円以上になることも。実績豊富なデザイナーだと30万円を超えるケースもあります。

パッケージデザイン

  • 相場:5万円〜30万円
  • 詳細:小規模な商品パッケージで5万円〜10万円、大手企業の商品や複数案の提案を含む場合は20万円〜30万円が相場。印刷データの入稿準備まで含むかで変動します。

ウェブデザイン

  • 相場:10万円〜50万円(1サイト)
  • 詳細:トップページのみなら5万円〜15万円、5〜10ページ程度のコーポレートサイトだと20万円〜40万円が一般的。
    UI/UX設計やレスポンシブ対応を含む場合、50万円以上になることも。コーディング込みか否かで料金が大きく変わります。

デザイン会社との比較

フリーランスデザイナーとデザイン会社における大きな違いは、業務の規模・体制・料金・対応範囲など多岐にわたります。

フリーランスの場合

個人で活動するため、1人が全てを担当(デザイン、クライアント対応、納品準備など)する。

リソースが限られるため、大規模プロジェクトや短納期の複数案件を同時進行するのは難しい場合も。

例えば、名刺デザインなら、デザイナー本人がヒアリングからデータ納品まで対応します。

その分、一人でデザインするため、その分制作物に統一感が出ます。

個人で請け負うため、料金は低予算で済むケースが多いです。

デザイン会社の場合

チーム体制(デザイナー、ディレクター、営業、エンジニアなど)が整っており、分業制。

リソースが豊富で、大規模な案件(ブランディング全体や広告キャンペーンなど)にも対応可能。

例えば、名刺デザインなら、ディレクターが要件を整理し、デザイナーが制作、別のスタッフが入稿データを確認します。

名刺・ポスター・チラシなど、複数の案件を依頼する場合、納期が早いなどのメリットがあります。

チームで動くため費用面では相場が高いです。

違いのポイントとしては、フリーランスは「個人完結型」、デザイン会社は「チーム連携型」です。

フリーランスに依頼する際の注意点

制作物の内容やクオリティーや納期は、フリーランス個人の得意分野に依存します。

グラフィックが得意でもウェブは苦手、といった偏りがある場合も。

制作規模は小規模案件(名刺、チラシ、ロゴなど)に特化していることも。

逆にDTPもWEBも写真撮影もイラストも、一人でなんでも出来るフリーランスもいます。

デザイナー本人がクライアントと直接やり取りするので細かい要望を聞いてもらいやすいです。

安すぎるデザイン料金のリスク

あまりにもやすすぎるデザイン料金の場合、仕上がりのクオリティーや融通の効かなさなどがあるかもしれません。

あらかじめどんな目的でどれぐらいのクオリティーの成果物が必要かは把握しておきましょう。

デザイン料金に影響する要素

その他、デザイン料金に影響する内容について、以下に説明します。

印刷物の費用は?

印刷物のデザインの場合、通常は印刷費は別途請求されます。

印刷費込みで見積もりをしてもらう場合、手数料的なものが発生したり、場合によっては実費で対応してくれるフリーランスもいます。

依頼する際に、事前に確認しておきましょう。

データだけ納品してもらって自分で印刷物の発注をするか、フリーランスによっては印刷データの入稿から印刷物の発送手配までしてくれる場合もあります。

当方の場合は後者で、面倒な入稿や印刷物の発送手続きも行います。

納期の目安

納期の目安は、デザイン内容が決まっている場合は比較的早く仕上がるでしょう。

ですが、デザイン内容が全く決まっていないと、場合によっては発注してから1ヶ月から2ヶ月ほどかかる場合もあります。

WEBデザインの場合は、3ヶ月以上かかるのは普通です。

発注する前にデザインや記載する情報を整理しておくとスムーズにすすむでしょう。

依頼するときは、デザイン案がない場合でも記載事項はあらかじめまとめておきましょう!

当方へのお問い合わせはこちらから。

ホームページやブログを制作依頼する前に知っておきたい事前知識!

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