ヨハネ・パウロ二世の言葉

すごく前に読んだのだけど、心に響いた言葉をピックアップしていたのをまたここに貼っておきます。

–「ヨハネ・パウロ2世 100の言葉」女子パウロ会:発行–

愛するとは、 人間に一番ふさわしい 唯一の生き方です。

人間は、自分自身と、 そしてこの世の中で自分が手にした地位を 放棄することができないでいます。 人間は、ものの奴隷、経済組織の奴隷、生産機構の奴隷、 生産物の奴隷となってはなりません。 純粋に物質主義的な文明は、 人間をそのような奴隷へと押し下げてしまうのです。

わたしたちの住むこの惑星の広い地域を非人間的なものとし、 住みにくいものとしてしまった環境破壊を目の前にして、 あるいは、破壊的な世界戦争の悪夢によって繰り返し繰り返し 脅かされている平和の危機を目の前にして、 あるいは、これほど多くの人間に対する、とりわけ子どもたちに対する 基本的人権の無視を目の前にして、 わたしたちは部外者を決め込んでいることができるでしょうか。

今日、国際関係において、連帯性ということが あらゆる形の恊働作業の根本基準にならなければならないことを、 わたしたちは以前にも増して切実に感じています。 創造主がお与えになった地上的な富は、 すべての人のためのものであるという自覚を、 わたしたちは持たねばなりません。

誠実に、そして忍耐強く、 対話を続ける覚悟なしには、 平和は存在することはできません。

隣人に対する尊敬の念と愛とをもって、真理を求め、 これを告げ知らせる人は、平和の業を行う人です。 同様に、異なった諸文化の言葉、個々の国民の固有価値、 それぞれの民族における豊かな人間的な価値に対する関心を 呼び起こそうと努める人も、平和の業を行う人です。 ・・・・人間的な行動のほとんどすべてを領域は、 平和を促進する機会を提供しています。 ・・・・言葉が力を失い、外交が不安定な力しか発揮しないところでは、 音楽と絵画、演劇とスポーツが人間をお互いに近づけてくれるのです。

神はつねに苦しむ者の側におられます。

新しい時代を切り開く人はつねに、 人間に対する神からの呼びかけ、 すなわち、探求すること、人生を戦い抜くこと、 創造することへの、神からの呼びかけについて、 深い確信を抱いている人です。

人は「試しに生きる」ことはできません。
人は「試しに死ぬ」ことはできません。
同様に、人は「試しに愛する」ことはできないのです。

著:中井 俊已
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