「おいしい殺し方」監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 主演:奥菜恵 感想


監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:奥菜恵、犬山イヌコ、池谷のぶえ、真木よう子、久ヶ沢徹

ケラさんを知ってもう20年ぐらいになるか。伝説のバンド“有頂天”。ナゴムレコードを展開し日本にインディーズという言葉を定着させた。当時もステージでは演劇要素が多いこともあり、ナンセンスな世界が繰り広げられることもあった。映像作品も印象に残るものばかりだった。思えば私のナンセンス好きもケラさんに植え付けられたものかも知れない。劇団健康を経て現在はナイロン100℃を主宰。演劇界で確固たる地位を築く。

さて「おいしい殺し方」ですが、奥菜恵さんがいまいちパッとしない性格ブスで料理が殺人的に下手な小学校の先生の役。おなじみ犬山イヌコさんと個性派女優池谷のぶえさん(この人の演技が凄い!)がトリオコント的な展開を繰り広げるサスペンスコメディー。綺麗で可愛い人が間抜けで素っ頓狂な芝居をするとこんなにも面白いのか!と関心させられてしまう。

脱力系コメディーというわりにはテンポもよく観ていて全く飽きないどころか、どんどんその世界に引きずり込まれていく。30秒に一回はビックリさせられたり爆笑させられたり、「それやっちゃダメでしょう」という、常識では考えられないゾーンにドンドン入っていくことの快感!面白さ!観終わった後にもう一回観たくなる中毒性もある。
メイキングを観ても、ケラさんのキャラ設定の細かさや狙いがうまく映像に反映されているのを感じた。

ラーメンズ好きの方は賢太郎氏の舞台でもたびたび登場する久ヶ沢徹さんも要チェックですよ。


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